真珠のネックレスに使用する糸は主に、絹糸とワイヤー糸の2種類がございます。
でも一体、どちらが真珠のネックレスに適しているのでしょうか。
まず、ワイヤー糸は「丈夫で切れにくい」という利点があります。
しかし、曲げには弱く、一旦曲がってしまうと復元できません。
また、その曲がった部分のラインが着用時に不自然に見えてしまうこともあります。
ですから、いくら「丈夫」といっても、定期的なメンテナンスは必要です。
絹糸はワイヤーに比べると確かに弱いのですが、
自然でふわっとした柔らかな感じは絹糸ならではのものです。
歩いたとき、話しているとき、肩から揺れる優雅な流れはワイヤー糸では演出できません。
ワイヤー糸は、その強さゆえにどうしても 肩甲骨あたりの形が浮いてしまうのです。
「着用時の美しさ」という点では、ワイヤー糸は絹糸に及びません。
メンテナンスを考えると 丈夫なワイヤー糸の方が良いのですが、
切れる危うさというのも美の基準の一つではないでしょうか。